名古屋市南区のドラッグストア駐車場内に計画された内科・心臓リハビリテーション科のクリニックです。
敷地は大通りから一本奥まった位置にあり、周囲に多い白系の建物との対比を意図し、外装には濃色タイルを採用することで、落ち着いた佇まいをもたせました。
木造ながらも正面の柱を太く設計することで、外壁の濃色タイルと調和する安定感と存在感のある外観を実現しています。

待合室は、西日対策として腰窓を採用しました。エントランスの天井をあえて低く抑え、待合室に入った際に一気に天井高が上がる構成とすることで、
圧迫感を軽減し、空間がより広く伸びやかに感じられるよう工夫しました。
また、開口が少なく落ち着いた雰囲気の待合室と対照的に、リハビリ室は天井まである大きな窓を設けることで、柔らかい日差しを取り入れ活気のある空間としました。