WORKS
設計事例
二つの用途を持つ小児科クリニック
三重県伊勢市
本計画は三重県伊勢市駅の生活道路沿いに位置する
小児科クリニックと病児保育の二つの用途を持つクリニックです。
1階をクリニックエリア、2階を病児保育エリアとして計画し、
共用エントランスポーチにそれぞれのエリアの出入口を設けることで
利用者にとって分かりやすく、スムーズな動線計画としました。
また、クリニックの待合室を一般待合と健診・予防接種待合に分けることで
感染対策を行い、診察室に入るまで安心してお待ちいただける計画としました。
正面の門型ボリュームはインパクトのあるファサードを構成するとともに
ドライブスルー方式で行う発熱外来の車寄せや
エントランスポーチの庇としての役割を果たしています。
外壁色はアイボリーをベースとし、ブラウンやグレーなどのトーンを抑えた素材を
用いることでシックで落ち着きのある雰囲気としました。
内装は清潔感のある白を基調とし、木目や石目などシンプルな素材を随所に設え、
お子様から親御様まで、幅広く患者様に安心感や親しみを感じていただける空間を目指しました。
待合室では構造体である木梁をあえて見せることで、
建物自体の高さは変えずに天井を高くし、開放感を演出しています。
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竣工
2024年9月
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用途
診療所
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構造
木造
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延面積
396.14㎡
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階数
2階