婦人科をメインとしたクリニックです。

低層の建物が並ぶ風景に馴染ませるように、建築全体のボリューム感を分節して計画しました。各々のボリュームに合わせて素材感を変えることで、より強調されています。

分節されたボリュームの間に緑地帯を計画する事で、緑と建築が一体となるような外観デザインとしました。

また婦人科を標榜するクリニックのため、患者様のプライバシーを特に意識し、歩道から待合室がうかがえない構成としました。

一方で、道路に面さない個所には大きな開口部を設けて開放感を確保し、患者様が緊張感なく時間を過ごせるように配慮しました。

これらの開口部は点在する庭と連動し、外からの視線を遮りつつ緑が垣間見える計画です。

加えて内装や家具についてもアースカラーを基調としており、木目調タイルや優しい色の内装・ソファが建築全体に統一感を与えています。