イベント広場として地域のにぎわいの中心を演出
主要道路から20mほど後退した位置に建物を配置することで、多目的に使用できる広場スペースが生まれました。
カーディーラーとして、展示車を並べることはもちろん、キッチンカーや子どもの体験イベント、
多様に利用できる屋外広場として、地域と連携しながらにぎわいの中心になるよう計画を行いました。
ブランドイメージを保ちながらも進化を続けるレクサスショールーム
レクサスの確固たるブランドイメージを保つため、独立した専用のエントランスを設けお客様を迎えます。
ショールーム内において、トヨタ側のエリアとは直接アクセスできないような計画としています。
オーナーズラウンジは最も奥に配置し、有明テニスの森の緑を眺望できる静かで落ち着きのある空間としました。
レクサスのオリジナルグッズは、年々ニーズが高まっているため、多くの展示棚を効果的に配置しております。
個室の商談を行うコンサルティングデスクは、来店する人数や属性に応じて数種類の設えとし、
キッズルームと一体化して利用ができる部屋など、新たな試みを行っています。
先進的な技術を活かしたショールーム
IT技術の進歩は、これまでのショールームのあり方に変化を与えました。
200インチを超える大きなモニターは、複数の展示車を並べる必要性を無くし
さらにお客様の要望に応じた自動車のカスタマイズも、画面内で可視化できるようになっています。
有明店は、ロボットによる飲み物の提供や、半円筒形モニターによる全く新たなコンテンツの体験など
挑戦的な試みを行ったカーディーラーの旗艦店です。
特別な日を演出する納車コーナー
納車日は、今日まで移動を共にしたマイカーとのお別れと
これから色々な場所へ一緒に行くことになる新たな車と出会う特別な日です。
新旧の2台を並ばせることのできる唯一の日に、お客様の思い出に残してただけるよう
可動間仕切壁によって2室を1室にできる設えとした納車室を用意しました。
40mを超える2棟のタワーパーキング
トヨタ・レクサス統一店舗として、メーカーが製造する全車種の販売が可能となり
ショールームにみえるお客様は、より多くの展示車や試乗車が見ることができるというご期待を持って訪れます。
そのような期待を受け、雨風を受けない屋内にて保管ができ、ショールームに直接アクセスが可能な
タワーパーキングを採用しました。
40m級のタワーパーキングは、広告塔としてシンボリックに2棟建ち並び、広範囲に店舗の存在をアピールします。
自動車のストックである大きなボリュームを活かした計画が実現しました。
新たなサービス「有明ミライエ」
有明の地域の方を中心にお客様への新たなサービスとして、「有明ミライエ」という空間をつくりました。
固定した使い方ではなく、時には子ども向けのイベント会場であったり、様々な体験教室であったりと
地域の交流の場として多様なニーズに柔軟に対応できるよう心がけました。
太陽の光や空を感じさせる調光調色機能のあるトップライト型の照明を採用することで
室内的用途でも、屋外的用途でも対応ができるような設えとしました。
併設しているカフェカウンターは、トヨタ、レクサスどちらのショールームからも利用ができ、
車でお越しの方にも楽しんでいただけるノンアルコールカクテルを提供しています。
働く人への新しい試み
有明店は2店舗を統合した店舗であり、働くスタッフの人数も他の店舗より多いため、
スタッフが使用するバックヤードの各室は、両ブランド共用とすることでゆとりを持った計画としました。
また、事務室はフリーアドレスを採用し、業務内容や出勤人数に応じて、家具の選定レイアウトを行っています。
会議室や休憩室などの設えも、これまでの仕様を一新させ、働く環境の改善を図った店舗となります。
カーボンニュートラルを目指したカーディーラー
カーボンニュートラルを考慮し、環境に配慮した店舗づくりとして、様々な挑戦を行いました。
BEMSによって集計している既存店の電気やガス使用量のデータから、
有明店のスペックにおける排出二酸化炭素の想定値を算出し、ガラスや断熱材の見直し、
外部ルーバーやルーフシェードといった遮熱効果の狙った外気負荷低減措置の採用を行いました。
不足分はクリーンエネルギーの購入によって、カーボンニュートラルを目指しました。