WORKS
設計事例
「こども達が楽しく安全に過ごすことができる空間」をコンセプトとした、新園舎の増築計画です。新園舎には新たに感染症対策のスペース、預かり保育時の園児の待機スペースを設け、こども達が安心安全に心と体を育んでいけるような工夫を随所に取り入れました。
外観はレンガ調のタイル、グリーンの屋根により既設園舎との調和を取りつつ、敷地内からのファサードは新園舎として存在感の際立つ白を基調としたデザインとしています。
ブランコ、砂場等の屋外遊戯エリアには人工芝、ゴムチップ舗装を採用することでこども達が怪我の心配なく、体を使って目一杯に楽しめるスペースとしました。
玄関ホールに入ると、可愛らしい動物の絵がこども達を迎え入れます。
天井には星空をきらめかせ、毎日使う玄関もこども達の「わくわく」を育む大切な空間としてコーディネートしました。
保育室には「うみのへや」「もりのへや」「はなのへや」の3つのテーマを設け、テーマ毎のイラストを壁に描くことで目で"見て"、"感じて"楽しめるような空間としました。
ボルダリングや築山、ツリーハウス等のアクティブに遊ぶエリアと、机の上で絵を描いたり工作等をするエリアを分けることで、こども達がそれぞれの居場所を選んで思い思いに楽しめるようなレイアウトとしています。
近隣配慮のため屋内に設けたプールエリアは、屋内ながらも高い天井と十分な自然光を取り入れることで明るく開放的で、こども達が元気いっぱいプール遊びを楽しむことができる空間に設えました。
また、感染症や体調の優れない園児が安静にすごせる部屋である「はなのへや」を2階に配置し、病児に加えて他の園児への感染症対策にも配慮したプランニングとすることで、こども達が楽しく安全に過ごすことができる「心躍る新園舎」となりました。
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竣工
2024年8月
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用途
幼稚園
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構造
鉄骨造
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延面積
473.72(増築部分)㎡
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階数
2階