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設計事例

CHUNICHI DESIGN

FOCUS

クリニック/ 耳鼻咽喉科

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浅岡耳鼻咽喉科

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シンプルであり変化のあるクリニック 愛知県西尾市

計画地のロケーションは、周囲に建物が少なく、田畑と植木圃場に囲まれています。
外観デザインは、植木圃場の植木や田畑に植わる植物等の有機的な形状のものに対し、無機的な形状を採用しています。形状で対比を生むことで、建物をより一層象徴的な存在とし、ランドマーク性をもたせました。
一方で、際立つ存在感と周囲との調和性をもたせるため、植栽を随所に設けています。
内観デザインはクリニックらしさより、落ち着いて診察をうけていただける空間を目指し、ホテルテイストの設えとしました。

  • 竣工

    2021年9月

  • 用途

    診療所

  • 構造

    木造

  • 延面積

    253.33㎡

  • 階数

    2階

奥行感でエントランスをアピールします。

庇などがない連続性のあるファサードの中、エントランスをわかりやすくするため奥行をもたせました。
脇に植栽を植えることでより奥行感を演出しています。

日射調整とデザインアクセントとなる植栽。

日中は待合室の日よけとなるよう常緑樹を設け、室内の温度上昇を抑えます。
また、縦に伸びる袖壁と庇の中に植栽を設けることで、それぞれの囲いの中に変化を持たせました。
夜のライトアップにより、さらにファサードに変化を与えます。

やさしい明かりの外部通路。

計画地周辺が田畑のため、作物の成長の阻害とならないよう外部照明の採用を極力控えています。
通路は待合室から漏れる明かりと、植栽の葉に反射する明かりで優しく照らしています。

照明の工夫でやわらかな空間。

待合室はダウンライトを主照明に用いず、間接照明とペンダントライトで構成することで柔らかな光が注ぐ優しい空間としました。
天井に反射性の強いクロスを採用し、梁上に隠した照明が反射することで十分な明るさを確保しています。

天井の変化と照明の構成により開放感をもたせる。

待合室の天井をより高く感じられるよう受付と待合室の天井高さに変化を持たせ、ペンダントライトをランダムな高さに配置し、
待合空間のアクセントにしました。

空間構成素材の選定でホスピタリティ空間を。

待合室など診察処置を除く共用部のインテリアデザインには、白い仕上材を極力使用せず、ホテルライクでホスピタリティの感じられる空間としました。

迅速な対応ができ、空間を広げる受付カウンター。

受付の両側に通路を設けることで、待合室の患者様に対しすぐ対応できる動線を確保しています。
また、カウンターの足元にダークミラーを採用して奥行き感を演出することで、待合室を広く感じさせる効果を持たせました。

キッズコーナーがゆったり見守れるカウンター。

キッズコーナー横に併設した見守りカウンターは、親御様がゆったりと過ごしながらお子様を安心して見守れます。
問診表を記入する場としても役立ちます。

日差し対策とプライバシー対策の植栽計画。

待合室の窓が西側に面しているため、植栽によって西日による暑さを軽減しています。
駐車場からの目線を遮る効果も持たせています。

閉鎖間を感じさせない相談室。

外に向かって大きな窓を設けることで開放感のある相談室にしました。
隣地に向かって開かれているため、将来を見越して適度に密植する竹による目隠しを採用しています。

見えそうで見えない診察室。

診察室と処置コーナーの間に壁を設けず、ルーバーとガラスで構成しています。
ガラス中央をすりガラス調にしつつ、ルーバーでガラスを挟み込むことでプライバシーを確保しながらも開放的な空間にしました。

寝そべっているような見え方がする庭。

処置コーナーの一角にあるネブライザーコーナーは吸入中にも楽しめるよう目線の高さまで地盤を上げ、まるで地面に寝そべっているように感じられる庭を設けました。
カウンター下部には絶妙な奥行きある荷物置場を設けています。