WORKS
設計事例
変わる「もの」と変わらない「もの」
愛知県蒲郡市
閑静な住宅街に位置し、長年にわたり地域医療を担ってきた内科クリニックの増築計画です。既存建物との関係を保ちつつ、院長の世代交代を視野に入れた計画としています。
世代交代を契機として既存建物と異なるデザインを採用し、自然素材のやわらかさと重厚感を対比させることで親しみやすさと医療施設としての信頼性を併せ持つ建築を目指しました。
ファサードデザインは、既存建物の吹付タイルに対して大理石調の大判セラミックタイルをメインマテリアルとし、アルミパネルによって外周を縁取る構成としています。フレーミング効果により石目や木目、植栽を際立たせるとともに、既存建物と視覚的に分節するようなデザインとしました。
待合室にも石目や木目調の仕上げを用い、大きな開口部の先に樹木を配置することで、内外の連続性を感じられるとともに、開放感とプライバシーを両立した安心して過ごせる空間としています。
夜間には植栽をライトアップさせ、その陰影を待合室の天井に映し出しています。無機質な雰囲気の建築に樹木の揺らぎを取り込み、まるで木陰に包まれているかのような演出とすることで、日が落ちた後も患者様の緊張を和らげ、落ち着いて過ごしていただける空間としました。
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竣工
2025年9月
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用途
診療所
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構造
鉄骨造
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延面積
456.11㎡
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階数
2階