地域の福祉拠点
クリニック棟は南の県道側に入口を設けることで、
幅広い年代の方々に医療、福祉への関心を導くような配置計画としています。
一方でデイサービス棟は隣地の既設建物とのデザインの統一、
業務の連携を図るため、同じ北面にメインエントランスを設けています。
クリニック棟横のアプローチを進んだ先にデイサービス棟のサブエントランスを設け、
それぞれの事業の連携が行いやすい動線計画としています。
広々としたピロティ空間
悪天候時の送迎を考慮し、デイサービス棟のメインエントランスには
多数の送迎バスが寄りつき可能な大屋根を設けています。
明るく開放的なデイルーム
最大60名が利用するデイサービスセンターは
南面に大きな開口部を設け、明るく開放的な空間としています。
木を基調としたやさしい雰囲気を取り入れつつ、
4.5mの天井や開口のデザイン、照明計画で空間にメリハリをつけています。
デイルームには食事を行うエリアに加えて、リハビリエリア(機能訓練)や
喫茶コーナー、ラウンジ等、様々な機能をゾーニングしています。
和の庭が楽しめる浴室
2つの浴室と機械浴室を合わせた3つの浴室を完備しています。
浴室の外には庭園を整備し、モミジやツツジ等、四季を楽しめる植栽を選定しています。
開放的なクリニックへのアプローチ
クリニックの正面入口は温かみのあるタイルと木目を基調とした、
やさしい雰囲気で、患者様を迎えるデザインとしています。
待合室の前には植栽を設け、明るさの確保と駐車場からの視線をコントロールしています。
多数の診療科目に対応する受付カウンター
受付右側に一般皮膚科と内科の待合室、左側に美容皮膚科の待合室を設け、
患者様の動線が交わらないよう、L字型の受付カウンターでそれぞれの動線を分けています。
また内科では感染症に対応した、個別の待合室を別に計画し、
幅広い医療に対応可能なクリニックとしています。
やさしい色合いの待合室
待合室は開放的で優しい光に包まれた空間としています。
診察室の前には目隠し壁を設けることで、診察室への視線の集中を遮りつつ、
併設のモニターにて診療案内を行う計画としています。
ランダムに並ぶ開口部は開閉が可能で、状況に応じて換気を行うことができます。
待合室横にはキッズコーナーを併設しており、
受付と待合の両方からお子様を見守ることができます。
落ち着いた雰囲気の美容皮膚科エリア
美容皮膚科は一般皮膚科とは待合室を分け、
落ち着きと高級感を演出する内装・照明計画としています。
パウダーコーナーはプライバシー配慮のためブース式とし、
高さの違う2通りのカウンターを設けることで患者様の好みに応じた利用が可能です。