HOSPITAL

病院

病院の将来を考える。 日々進歩し続ける医療技術や医療ニーズに柔軟に対応する為に病院設計には多くの専門的知識と経験が必要です。
中日設計では数多くの医療/福祉施設の設計実績を基に、それぞれの病院に必要な機能を見極め、ロングライフ化や経済性に配慮した
設計提案が可能です。

「患者様にわかりやすく、やさしい病院」「医師・スタッフが働きやすい病院」
「地域特性に配慮した病院」「将来の医療変化に対応した病院」 「維持管理のしやすい病院」
病院にかかわる多くの人々に満足いただける病院建築を提案します。
病院の将来を考える。 病院の将来を考える。

中日設計にできること

  • 運営方針に適したブロックプラン
    運営方針に適したブロックプラン 病院は外来、診療、病棟、供給、管理の5つの機能から成り立ちます。さらに一般外来と画像診断や検体検査、救急外来と手術部門や画像診断など各部門の複雑な関係性を考慮した計画を進めることが重要です。病院の理念や運営方針、スタッフ配置など、それぞれの病院の特性に合ったプランを提案します。
  • 病院の構造設計
    病院の構造設計 病院では災害等の非常時においても医療を継続することが求められるため、他の施設以上に構造安全性が必要となります。
    高い耐震性能を確保するため、必要に応じて建築基準法が定める数値の1.25倍や1.5倍の強度設計を行います。さらに、医療機器などの損傷を防ぐために免震構造や制震構造を採用することも可能です。病院の地域特性などに応じて適切な構造計画を検討・提案します。
  • 清潔性を保つ空調計画
    清潔性を保つ空調計画 空調計画においては、院内感染を防止するために陽圧・陰圧の管理による空気の流れの制御が必要です。空調機や排気ファンを適切に配置し、病棟廊下を陽圧、病室を陰圧とすることで病室内の汚染空気の流出を防ぎます。
    特に手術室など高い清浄度クラスを求められる空間では室内の空気の流れによる術野の清潔度の確保など、より高度な計画を行います。
  • 専門性の高い手術エリア
    専門性の高い手術エリア 手術室では患者様及びスタッフ、器材動線の考え方により中央ホール型や回収廊下型、清潔ホール型などの平面形状に分類されます。手術室の規模や運用方法、スタッフ配置など、それぞれの病院に合わせたプランを提案します。
    また、高い清浄度を有するバイオクリーンルームやMRI、CT、アンギオ等の機器を設置したハイブリット手術室においても医療機器メーカーと綿密に調整を行い設計を進めます。
  • 動線・サイン計画
    動線・サイン計画 病院では患者様やその家族、スタッフ、医療機器など様々な動線が存在します。明確かつコンパクトな動線計画は利用者の負担を軽減し、医療提供の効率向上につながります。特に病棟における看護動線は「治療の場」としての病棟の質に影響を与えます。看護動線の短縮に留意したスタッフステーション及び病室の配置計画を提案します。
    多くの利用者が訪れる外来部門や病棟では、わかりやすい空間とすることが求められます。コンセプトにあった色彩計画やサイン計画により利用しやすさに配慮します。ウェイファインディングデザインやホスピタルストリートを軸に、診療部門や検査部門の動線を計画することで、建物全体を把握しやすく容易に行先を認識することが可能です。
  • 快適な病棟空間
    快適な病棟空間 病院において「癒し」を取り入れることは、病棟環境の質に大きな影響を与えます。利用者が自然の光や風、緑から「癒し」を感じとれる空間を提案します。
    病室は適切な治療を行う為の機能と、入院中の不安を取り除く為の空間の両立が必要です。患者様やご家族、スタッフなどあらゆる視点に立ちベッドサイド周りの環境の充実とアメニティの向上に配慮したデザインを提案します。
    また、人材確保の観点から良好な職場環境が重要視されています。適切なスタッフスペースの確保や動線の短縮、職員食堂や託児所の充実に配慮した提案をします。
  • 先進の治療空間
    先進の治療空間 放射線治療部門は今後さらに機能の拡大が予測される部門の1つです。リニアックの照射室では、高エネルギーの放射線を使用するため厚さ1.5m程の壁や床に囲まれ、ドアやダクト等の遮蔽計画が必要となります。重量や遮蔽計画に加えて、機器の搬入経路やベッド搬送を考慮した動線計画、CTやX線室との位置関係に留意した設計を行います。
    また、PET室では放射性物質の供給体制に合わせて外部からの受け入れ動線やサイクロトロン室の計画を行います。患者様の不安を和らげるような内装デザインを提案します。
  • 医療機能の継続
    医療機能の継続 病院において、建て替えや増改築は機能を維持しながら行わなければなりません。そのため、増築棟の新設を行い、機能を移行し、既設建物の撤去を行う等の工夫が重要です。敷地等の条件に合わせて、病院の機能を確保しながら工事が可能な工程及びプランを提案します。
    病院の機能を長く継続して運営するために、医療技術やIT技術の進歩を見据えたフレキシビリティの高い設計を追求します。
    災害時においても医療行為を継続して提供するためにBCPが重要視されています。災害時でも電気・ガス・水のライフラインが確保できるようにそれぞれ適切な備蓄容量、供給方法など、病院のBCPを考慮して設計を行います。