WORKS
設計事例
おもてなしの意識と非日常的な空間を
愛知県稲沢市
平成25年より広島皮ふ科として、一般皮膚科、美容皮膚科を開院した。
ふくらむ美容治療へのニーズに応えるため、既存クリニックのほど近い土地に分院として建てた美容専門のクリニックである。
本クリニックは保険診療ではなく、完全自費診療のクリニックである。また、プライベート性の高い治療を行う為、患者さんのプライバシーを守りつつ、おもてなすような雰囲気が必要であると考えた。
「一見クリニックでは無いような何の建物か分からないが清潔感のある建物にしたい」
とのご要望から、開口部は最小限とし、建物正面にはホワイトのタイル、
ベージュの塗装を用いてすっきりとした清潔感のある建物を表現した。
1階アプローチ部分は、建物の壁をセットバックさせ、患者さんを迎え入れるような雰囲気とした。リズミカルに配置した列柱のあるアプローチを設け、「整う美しさ、患者さん自身が徐々に美しくなっていくような空間」を表現したいと考えた。
インテリアは、各所に光沢のあるタイルや間接照明を設け、施術を受けられる患者さんが、華やかで輝ける非日常的な空間を感じられるようにした。また、待合室床には華やかな赤の絨毯、壁や天井には天然木を採用し、空間に上質感を与えている。
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竣工
2020年12月
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用途
診療所
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構造
木造
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延面積
572.54㎡
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階数
2